Chuck Brown & The Soul Searchers

It Don't Mean a Thing
(If It Don't Have the Go Go Swing)


1986 " Go Go Swing Live " Future Records F007-2 / CD





Go Go のハネたリズムに体が自然と横に振れてしまう、心地よいグルーヴ感。Go Go Swing しなきゃ意味がない!。Go Go ってこんなに気持ちいいんだ〜。
最近、「SSB棚つか」で印象に残ったのはこれ。
 これは Washington D.C. 出身、Go Go のゴッドファーザー、Chuck Brown が率いるところの Chuck Brown & The Soul Searchers のライブ録音盤。ゴッドファーザーと観客との掛け合いがもう最高!演奏者と観客が一体となっている盛り上がっている様子を体で感じ取ることができます。


 「It Don't Mean A Thing」から続く5曲は、ノンストップで(たぶんアナログではSIDE-A)演奏が繰り広げられ、ずっとGo Go スタイルのドラムス・パターン上で曲が順次変わっていきます。これがまったく飽きることなく聴くことできるとこが凄い!
 演奏曲の殆どはカバー曲で、Lionel Hampton の「Midnight Sun」やスタンダード「Harlem Nocturne」、「Take The A Train」などジャズ・ナンバー、そして「Run Joe」、「The Banana Boat Song」といったカリプソ・ナンバー、ブルースの名曲「Stormy Monday」、Sly & The Family Stone の「Family Affair」、 Stevie Wonder の「Boogie On Reggae Women」など多岐に渡っています。垣間見れらるジャズ的アプローチにメンバーの演奏力の高さにも驚かされます。
 The Soul Searchers の主要なメンバーは以下の通り。
John "JB" Buchanan(trombone/keyboard)、Donald Tillery(trumpet)、Leroy Fleming(sax/flute)、Jerry Wilder(bass)、Gregory Gerran(percussion)、Curtis Johnson(organ)、Skip Fennell(keyboard)、Ricardo'Ricky'Wellman(drums)。
 現在流通しているCD、『Any Other Way to Go?』は後半の数曲を除きこのアルバムと殆ど同じ内容のアルバム。共に非常に音の抜けがいいアルバムです。1984年12月13日放送のNHKサウンドストリード「達郎が選ぶ1984年に聞いた曲」でナンバーワンに輝いた曲は Chuck Brown & The Soul Searchers の「We Need Some Money」でした。
 自分の中でもこのアルバムはライブアルバム・ベスト10入り。

(富田英伸)





Copyright (c) circustown.net