後半は頭から強烈パンチ。ご存知『Pet Sounds』の頭を飾る名曲をここに持ってきました。それにしてもこのバック・バンドはよく曲を消化している。複雑なこの曲を、演奏力とちょっと今日性のあるビート感覚で料理していたと思います。若いバンドを起用したのはその点で正解。個人的にはこの曲でコンサートの成功を確信しました。
15. Wouldn't It Be Nice
1966.5

Pet Sounds
(Capitol TOCP3322)

Original Vocal by
Brian and Mike


「Sloop John B」は「Pet Sounds」に必要な楽曲か?という議論があったかと思います。これはアルバム中唯一のブライアンの手にならないカバー曲ですが、ブライアンの気持ちのよい歌唱でそんな議論を忘れます。この曲が欠けても『Pet Sounds』は成り立たないのは皆さんも同意見のことでしょう。
16. Sloop John B
1966.5

Pet Sounds
(Capitol TOCP3322)

Original Vocal by
Brian and Mike


 これまたカールの名唱がよみがえるこの曲は、"Smile"時代後の最初のヒット曲。バック・バンドの管楽器が舞台でとても印象的でもありました。
17. Darlin'
1967.12

Wild Honey

Original Vocal by
Carl


 コンサートのハイライト。言葉は無用、歌詞だけ紹介。
18. Add Some Music To Your Day
1970.2

Sunflower

Original Vocal by
Mike, Bruce and Carl


Music, when you're alone,
is like a companion for your lonely soul
When day is over I close my tired eyes.

Music is in my soul.

At a movie you can feel it touching your heart.
And on every day of the summer time
You'll hear children chasing ice cream cars.
They'll play it on your wedding day.
There must be 'bout a million ways
To add some music to your day.

Add some music to your day.
Add some music to your day.

  Music by B.Wilson-J.Knott-M.Love 1970

 なぜか新作からもう1曲。ところで本新作は力作なれど、ビーチ・ボーイズ時代のカバー2曲はいただけない...
19. Lay Down Burden
1998

Imagination
(BMG BVCG706)

Original Vocal by
Brian


 客席の落涙数知れず。個人的なことのみ書かせていただきます。89年の達郎氏のカバー(『Joy』に収録される!)、93年のエルビス・コステロと弦楽四重奏団によるアンコール(初めてブラヴォーをした!)、そして99年この日のご本人。これだけコンサートで忘れられない曲はありません。
20. God Only Knows
1966.5

Pet Sounds
(Capitol TOCP3322)

Original Vocal by
Carl


 最大のヒット曲にして盤上の伝説がついに登場。しかしブライアンは淡々としたもので、「ヒット曲だ楽しんでくれー」という態度。こうして楽しまなくちゃ。棚に上げて飾っちゃいけないんです、ビーチ・ボーイズの曲は。
21. Good Vibrations
1966.9

Smiley Smile
(Capitol TOCP3323)

Original Vocal by
Carl


 新作の表題曲。歌詞に旋律に希望があふれていることがなによりもうれしい。
コンサートの成功はこの曲があったからこそ。
22. Your Imagination
1998

Imagination
(BMG BVCG706)

Original Vocal by
Brian


 この曲もなくてはなりませんね。とにかく僕は客席から"ロンダ!コーラス"をひたすら大声でしたように思います。
23. Help Me, Rhonda
1965.4

Summer Days (and Summer Nights!!)
(Capitol TOCP3320)

Original Vocal by
Al


 ロネッツの代表曲のカバーにしてスペクターへのオマージュ。このコンサートの選曲のうまさは前にも指摘しましたが、とにかくブライアンに「好き放題」された感じ。ツボと演出と自分のしたいことがキッチリ入っています。しかし本当にスペクターが好きなんですね。信念の男。
24. Be My Baby
未発表

(多くのRonettesのアルバムに収録)

(Ronettes, 1963)





 あの美的なイントロを生で聞けるとは。ブライアンの声でこの想いのつのった旋律を楽しめるとは。ブライアンは僕たちに、そして自分自身にこの曲を捧げていたように思いました。
25. Caroline, No
1966.3

Pet Sounds
(Capitol TOCP3322)

Original Vocal by
Brian


 最後にお約束のロックンロール・ショー。一番ビーチ・ボーイズ「らしい」曲の3連発。
 「All Summer Long」は僕の一番好きな曲。マイクもカールも、それに僕の夏休みと学校の友達も出てきました
 。「Barbara Ann」は僕の思い出の曲。初めてみんなでアカペラをした曲です。ブライアンがマイクを持って立ち上がった時は、やるぞってすぐに分かりました。
 「Fun, Fun, Fun」は最高のロックン・ロール。もう何もいらない、ブライアンありがとう、って思ったのですが...
26. All Summer Long
1964.5

All Summer Long
(Capitol TOCP3317)

Original Vocal by
Mike


27. Barbara Ann
1965.11

Beach Boys' Party!
(Capitol TOCP3321)

Original Vocal by
Brian and Dean


28. Fun, Fun, Fun
1964.2

Shut Down Vol.2
(Capitol TOCP3316)

Original Vocal by
Mike


 そして最後の最後にこの曲をブライアンはプレゼントしてくれたのでした。
29. Love and Mercy
1988

Brian Wilson
(WARNER 25P2-2130)

Original Vocal by
Brian

I was standin' in a bar and watchi' all the people there
Oh the loneliness in this world well it's just not fair

Love and mercy that's what you need tonight
So, love and mercy to you and your frineds tonight

         
Music by B.Wilson-E.Landy 1988


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