達郎書き起こしプロジェクト by ロック軍曹とサーカスタウン

1999/08/29 Sunday Song Book「納涼夫婦放談 その2(ゲスト:竹内まりや)」



竹内まりや/天使のため息 1999/9/22 発売予定 Single *1
竹内まりや/水とあなたと太陽と 1984『Variety』
竹内まりや/ロンサム・シーズン 1992『Quiet Life』
山下達郎&竹内まりや/All I Have To Do Is Dream Orig. 1958 by The Everly Brothers *2
山下達郎/Wichita Lineman Orig. 1968 by Glen Campbell *3
竹内まりや/Desperado(LIVE) 1981/12/22 新宿厚生年金会館 *4
竹内まりや/ソウルメイトを探して 1999/9/22 発売予定 Single c/w「天使のため息」*5

*1 9/25公開予定の映画「秘密」の主題歌。# ジャケットが凄い。
*2 邦題「夢を見るだけ」。数年前Xmas用に作ったデュエット音源をデジタル補正。
*3 Written by Jimmy Webb。数年前に洋楽カラオケを用いた音源をデジタル補正。
*4 現時点でのLast Liveの音源より。OriginalはEagles(1973『Desperado』)。
*5 三菱自動車DingoのCMソング。Full Version本邦初公開。

# 過去3年の8月最後の放送では「さよなら夏の日」がかかったけど、今年はや
# らなかったことに気がついた。

内容の一部

・質疑応答コーナー
Q:今までに訪れた旅行先でもう一度行きたい場所を、国内外一箇所ずつ。
山下「ロンドンかな。それと苔寺。最近一般参拝できないそうなので。」
竹内「湯布院。それと私もイギリスがいいな。」

Q:達郎さんは鰻が好きだそうで、夏バテ防止に合いますね。まりやさんは夏バ
テ防止に何か食べてますか?
竹内「私、夏バテしないですよ。夏に強くて冬バテするの。何故だろうね。」
山下「低血ですかね。」
竹内「なんでだろう。暑さに全然強い。汗かかないし。中学の時に軟式庭球を
猛暑の中で跳ね回っても平気だった。」
山下「私はブラバンで大太鼓持って行進してたけど、汗だくになるよ。」
竹内「もし夏バテしそうだったら蕎麦を食べるね。つるつるしたもの。」

Q:暇がある時に何をしてますか。
竹内「何だよ唐突に(笑)。何しているかなあ。」
山下「(自分は)雑誌読んでます。」
竹内「そうだなあ、寝てるかなあ。寝てばっかりだよ(笑)。」

Q:曲を作るのはどんなときか。
竹内「曲を作らなければならない時です。」

Q:曲が先か、詞が先か。
竹内「曲です。」

Q:楽器は何を使いますか。
竹内「ピアノです。」

Q:今一番何が食べたいですか。
竹内「今ケーキを食べたからな。何もいらない。」

Q:今一番行きたいところは?
竹内「どこだろう。どこか温泉行きたい。」

・Q&Aが一段落して
竹内「……いいの?こんなことで。」
山下「いいんだよ。」
竹内「何かもうちょっと実りある会話しようよ(笑)。なんか焦っちゃう。」
山下「どういうのが実りある訳?」
竹内「わかんないけど、こんなんでいいのかなっていう風にいつも終っていく。
それでいいのね、きっと。」
山下「だってコソボ地区の話したってわかんないでしょう。」
竹内「わかんないね。悪かったよ(笑)。」

・デュエットを聞いて
山下「冬になったら又やりたいけど、そのころはアルバムテンパっているから
なあ。」

・『Big Wave』オリジナルアナログ盤プレゼント。そろそろ締切。

・「天使のため息」発売記念プロモ盤プレゼント。未だ出来ていないが、ちょっ
と大きいサイズのを10名に。
竹内「これにサイン入りで、もしかして口紅でチュ、なんてつけたりして。」
山下「……バカ」
竹内「いらないか(笑)。」
山下「言ってろよ(笑)。奮ってご応募下さい。口紅はありません。9月中旬ぐ
らいまで。」

・米国留学
Q:子供が二人、米国の大学と高校に留学することになりました。まりやさんは
アメリカでの留学生活はどんなものでしたか?また子供が落ち込んだ時に母
親としてのように励ますのがベストでしょう。
竹内「彼女の方が親としてのキャリアが上だから、(アドバイスのやり方など
は)きっと私よりご存知。ただ、離れているお子さんに対しては、留学
している時は本当に親とは交流がない訳だから、そこで黙ってても成長
すると思う。」
山下「ほっとけってことね、結論は。」
竹内「そう、自立心がすごく私も芽生えたから。すごくいい体験になると思い
ます。」
山下「可愛い子には旅をさせろ、黙って見とれって奴ですね。」

・めっずらしーね
Q:家で洗濯物を畳むとか、ナスが嫌いという達郎さんの素顔が明らかになりつ
つあります。そこで世界一達郎さんに詳しいまりやさんに質問。達郎さんの
口ぐせは何ですか?やっぱり家でも「気は心」とか「走馬灯の様に」(フリ
付きで)とかしゃべるのでしょうか。
山下「そんな訳ねーだろ。」
竹内「思い出しましたよ。「しょーがねーなー」って奴と、「めっずらしーね」っ
てやるね。」
山下「「めっずらしーね」というのはヤンキー言葉でね。僕がクールズをやっ
た時にNYで一月一緒にいたでしょ。あの人達、何かというと「珍しいね」
(低音)。」
竹内「ちょっと巻舌でね。」
山下「それで褒め言葉でもあるし、軽蔑の言葉でもあるし。この「珍しいね」
にいろんなニュアンスが含まれる。」
竹内「私が何かやってることに対して、馬鹿にしたい時は「めっずらしいね」っ
て絶対言うんだよ。」
山下「でもそれが僕から君に行って、君から学校の父兄とかママとかね。」
竹内「私も口ぐせになっちゃって(笑)。」
山下「なんか家にママ連中がお茶飲みに来て、全員で「珍しいね」って言われ
て(笑)。どうなってんだ(笑)。」
竹内「私が広めたんだよ(笑)。」

・ギターとTシャツとまりや
Q:私と父は達郎さんのファンです。私がよく目にするのは可愛いCDジャケット
の達郎さんで、本物はあまり見たことがありません。私の想像では、短めの
Gパンと白のTシャツに、まりやさんを連れて海岸でギターを弾いている姿で
す。よかったらまりやさんの口から、いつもの達郎さんの服装や姿について
お聞きしたい。
山下「ちょっと待って(笑)。妄想ってもんだよ。」
竹内「でも私、彼女のイメージ壊したくない(笑)。短めのジーパンは当ってい
るかも知れないけど、白のTシャツは着ないね。ポロシャツとかは着て
いるけど。「ギターとまりやさんを連れて」うーん、違いますね(笑)。
たぶん可愛いジャケットというのは「Cozy」なんだよきっと。これをずっ
と見た方がいいと思う(笑)。」

・カラオケもの
山下「私が何年か前にやろうと思ってた奴なんだけど、洋楽カラオケで音が酷
すぎるから、こんなのやってもしょうがないと思ってボツってたんだけ
ど、例のデジタルコンプレスしたら良い音になって、これなら使えるか
なって。行きがけの駄賃だからかけちゃおうと。」
竹内「何かけるんですか?」
山下「'Wichita Lineman'。Glen Campbell。」
竹内「いいじゃないですか。是非聞かせてください。実はやりたいんでしょ。」
山下「わかる?(笑)」

・柏崎市笹川さんのお手紙「まりやさんは留学生活のせいか、酒を飲むとよくキ
スをするという話がありますが。」
竹内「どこでそんな。全然ないよ。」
山下「そんな話ないよ。誰から聞いてんの。」
竹内「和田アキ子さんの間違いじゃないかしら、なんて(笑)。でもこの間のツ
アーの打ち上げで皆さんと盛り上がった時に、ドラムスの青ちゃんとか
スタッフの方のほっぺにチュッとしてあげたから、その話に尾ヒレが付
いてんじゃないの?」
山下「俺が紫色の窓無しカマロに乗ってたってことになってるからね。ひどい
よね。あの人が転んだというのが15くらい行くと車に跳ねられたこと
になっちゃうのとおんなじだね。」
竹内「伝言ゲームって奴かな。」

・「Desperado」(笹川さんのリクエスト)を聞いて。
山下「18年前。実に26歳。」
竹内「この歌を歌っている時点では、18年間もその後Liveをやらないなんて夢
にも思わない訳。まーたやるさ、なんて。結局空いちゃいましたけど。」
山下「でも声は変わらないね。アルトだからそんなに声変わらないんだよね。
僕なんかは全然この頃とは声が違うからね。高い声の人ほど声が変わっ
て来る。」

・復活ライヴ?
Q:今年の達郎さんのツアーを見て、ライヴをやりたくなりませんでしたか?全
国ツアー実現期待してます。
竹内「達郎のを見てやりたくなるってことは、まずないな。」
山下「なんだよ(笑)。」
竹内「達郎見るとやめよーと思う(笑)。やーめたって。
でも、いつかやりまーす。本当に。」
山下「まあ、計画はあります。一般的に「あります」って言うと「いつ?」と
なりますが、けど我々の「あります」は大瀧さん以上ですから(笑)。」
竹内「真剣に考えてます。」

・今後の予定
山下「今年はこんなところですね。又後は年末です。」
竹内「その頃はアカペラのアルバムなんかで忙しそうですね。」
山下「その頃は『On The Street Corner 3』が出ているでしょう。御期待下さ
い。」
竹内「私のアルバムも頑張らなきゃ。」
山下「アルバム早く出したいですね。その頃はあなたのレコーディングで、」
竹内「大童。後半はもうずっと曲書きとレコーディングになると思います、今
年は。」

・ソウルメイト
山下「What Is 'Soul Mate'?」
竹内「辞書を索くと、心の友とか気心のあう友達とか書かれているんですが、
いわゆる精神世界みたいなところだと、魂の伴侶というのかな。運命付
けられた出会いをする、男女だったり同性だったりするんだけど。」
山下「小指と小指の赤い糸だね。」
竹内「そういうニュアンスで書いたんですけど。」
山下「ブラスが入って、珍しくディキシーランドジャズ(Dixieland Jazz)仕上
げです。」

・奈良県の玉井さんからリクエストがありました。(天使のため息)
また、川口市の菅さんから、
秋田県の黒沢さんから、
岡崎市の太田かつらさんから姪御さんへ、
それぞれお誕生日メッセージがありました。

今後の予定ですが
・9/5には「納涼リクエスト大会番外編、わがままリクエスト」。
# 「とても1週じゃ収まり切れない」を期待してます。



circustown.net による放送書き起こしです。文責 circustown.net。抜け誤りはお知らせください。


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