達郎書き起こしプロジェクト by ロック軍曹とサーカスタウン

1999/05/30 Sunday Song Book「Teddy Randazzo 特集」



Little Anthony & The Imperials/Goin' Out Of My Head 1964 *1
Steve Lawrence/Pretty Blue Eyes 1959 *2
Teddy Randazzo/Little Serenade 1958 *3
Teddy Randazzo/The Way Of A Crown 1960 *4
The Royalettes/It's Gonna Take A Miracle 1965 *5
The Lettermen/Hurt So Bad 1969 *6
Trini Lopez/Sinner Man 1965 *7
The Manhattans/There's No Good In Goodbye 1978『There's No Good In Goodbye』
Joe Simon/Show Must Go On 1977『A Bad Case Of Love』
山下達郎/Make It Easy On Yourself 1986『On The Street Corner 2』

*1 Teddy Randazzoの最も有名な作品。Jazz Vocalなど多数のカバーあり。
*2 Teddy Randazzoが作家として成功した草分け。
*3 ソロ歌手時代。全米66位。途中まで。
*4 ソロ歌手時代。全米44位。ABCレーベル。Barry Mannの作品。
*5 Baltimore出身の女性4人組。後にLaura Nyroがカバーして日本でも有名に。
*6 1965年にLittle Anthony & The Imperialsでヒット。
David Cassidyなど多くの人がカバー。
アレンジはMort Garson。バックはHal Braine(ds), Joe Osborne(b)など。
*7 Tex-Mexの人。Ritchie Valensの「La Bamba」は日本ではこの人で知られていた。
*8 未CD化。達郎氏はManhattansのサイン入りレコードを所有。
*9 全曲Teddy Randazzo作曲、アレンジ、プロデュースの一枚。
Springレーベル。NY, Media Soundでの録音。
*10 原曲はLittle Anthony & The Imperialsで「Goin' Out Of My Head」とのカッ
プリング。Burt Bacharachとは同名異曲。

一節
Go Away Little Girl(Steve Lawrence, written by Carole King)
Footsteps(Steve Lawrence, written by Barry Mann)
Goin' Out Of My Head
Hurt So Bad

内容の一部
・Q:メグ・ライアンが出て来る車のCMの曲は、まりやさんの新曲?
A:Yes。告知が遅れてすみません。今度出るSingleのc/w予定。まだCMサイズし
かなくて、フルバージョンが出来ていない。6月になったら本格的にレコーディ
ングする。

・Teddy Randazzo(テディ・ランダッツォ) あれこれ
「1937年生まれ。Barry Mannが1942年、Carole KingとPaul Ankaが1941年、
Neil Sedakaが1939年だから、Rock'n'Roll世代より一世代上の人。NY出身のイ
タリア系。12歳頃からアコーディオンがうまくて、Three Chucklesというグルー
プを組み、ソロシンガーに転向。50年代末にレコードデビューして何曲がヒッ
ト曲があるが、成功せず。作家として人に曲を書き、有名になる。」

「「Rock, Rock, Rock」という映画に出て人気が出る。ルックスの良い人で、
『Circus Town』作成時にお会いしたが、その頃は銀髪の恰好良いおじさんだっ
た。映画出演で知り合ったのが当時モデルをしていたCynthia Weilで、彼女を
Barry Mannに紹介したのがRandazzo。Barry Mannはそこで一目惚れして結婚し
た。」

「Little Anthonyの在籍したDCPレーベル(Don Costa Productionの略で、
Paul AnkaのプロデューサーDon Costaのレーベル)に沢山曲を提供し、その数
はBarry Mannより多い位で700曲以上。でも大ヒットは少なくて、60'sのゴー
ルドレコードに輝いたのは3曲しかない。Little Anthonyの「Goin' Out Of
My Head」、Royalettesの「Gonna Take A Miracle」、そしてLittle
Anthonyの「Hurt So Bad」。さすがゴールドレコードだけあって、どれも
Randazzoの代表作。特に「Gonna Take A Miracle」は最高傑作の一つ。」

# 「Hurt So Bad」は1980年にLinda Ronstadt、「Gonna Take A Miralce」は
# 1982年にDeniece Williamsのカバーで、それぞれTop10ヒットになっています。
# いつの時代になっても全く色あせないRandazzo作品の素晴らしさ。

「DCPレーベルは自分も1番からシコシコ集めている。日本で一番DCPを持って
いるのはこの私(笑)。Teddy Randazzoと同じくCharlie CalleloもDon Costaの
弟子なので、私もDon Costaの遠い弟子ということになる。」

「作詞のパートナーは、60's中期はBobby Weinstein、Bobby Hartら。」

「作風としては変わったコード進行が好きな人で、Burt Bacharach, Jimmy
Webb, Thom Bellなどと共通する。「Goin' Out Of My Head」などはメジャー
コードとマイナーコードが交互に出て来たりして、当時としては新鮮だった。」

「1970年代に入るとNY, PhiladelphiaなどのAORがかったBlack Musicを手掛け
るようになる。Bobby Martinなどと一緒に仕事をしていた。そして80年代にな
るとパッタリ曲を書かなくなった。」

・『JOY』のアナログ盤当選者発表は次週。

・岡崎市の太田かつらさんから義理の妹さんに誕生日メッセージ、
宝塚市の岡本恵さんからの誕生日メッセージ、
津久井町の近藤さん家のご兄弟からご両親への12回目の結婚記念日のお祝い
メッセージがありました。
他にもございましたら、あしからず。

今後の予定ですが
・6/6は「棚からひとつかみ」



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