Treasures

CD AMCM4240 1995.11.13 MOON/EASTWEST
CD WPCV-10028 1999.6.2 MOON/WARNER

1.
高気圧ガール
山下達郎 山下達郎
2.
スプリンクラー
山下達郎 山下達郎
3.
ゲット・バック・イン・ラブ -Get Back In Love-
山下達郎 山下達郎
4.
風の回廊
山下達郎 山下達郎
5.
アトムの子
山下達郎 山下達郎
6.
エンドレス・ゲーム -Endless Game-
山下達郎 山下達郎
7.
踊ろよ、フィッシュ
山下達郎 山下達郎
8.
ターナーの汽罐車 -Turner's Steamroller-
山下達郎 山下達郎
9.
土曜日の恋人
山下達郎 山下達郎
10.
ジャングル・スウィング -Jungle Swing-
山下達郎 山下達郎
11.
世界の果てまで
山下達郎 山下達郎
12.
おやすみロージー−Angel Babyへのオマージュ−
山下達郎 山下達郎
13.
クリスマス・イブ
山下達郎 山下達郎
14.
さよなら夏の日
山下達郎 山下達郎
15.
蒼氓
山下達郎 山下達郎
16.
パレード
山下達郎 山下達郎

1995年発表。達郎自身が公認している二枚目、かつ現時点で最新のベストアルバム。7年間在籍したRCAに一枚目の公認ベスト盤『Greatest Hits! of Tatsuro Yamashita』(1982)を 残して、達郎は 1983年にムーンレーベルへ移籍した。以後本作がリリースされるまでの 12年間は達郎の三十歳代とほぼ重なっており、特にシンガー・ソングライターとして内省的な方向へ自分を追い込んで作品を作っていた時期にあたる。
そのため、初CD化の「スプリンクラー」やアルバム未収録だった「ジャングル・スウィング」をはじめとして、特別な思い入れを持っている「蒼氓」以外すべてシングル収録曲で構成されているにも関わらず、このベスト盤は意外なほど落ち着いた雰囲気を持っている。同時にこのあまりにオーソドックスな選曲は、達郎なりにこの間の音楽活動に対する決着をつけたことをあらわしているようだ。ベスト盤といっても、相手は達郎なので、既出音源をそのまま収録するだけ、ということはありえない。なにしろアルバムの企画が持ち上がった時に一番最初に「これで歌がやり直せる」と思ったと述べているくらいである。「土曜日の恋人」「おやすみロージー」「蒼氓」「パレード」はリミックスバージョン。とくに「パレード」は大瀧詠一氏によるもの。また、「踊ろよ、フィッシュ」「ターナーの汽罐車」は現在入手し難いシングルバージョンが収録されている。
付属のジャケットには、本人によるガイドと曲目解説が掲載されている。(寺西康典)

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