2022.06.04 - Cinema Music Composers | ||
Music To Watch Girls By
Sid Ramin (1966) |
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(2022年、ミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』映画公開に関連して)
Cinema Music Composers シリーズ、
Sid Ramin を取り上げます。
1957年初演のブロードウェイ・ミュージカル『WEST SIDE STORY』を1961年にロバート・ワイズ(Robert Wise)監督が映画『ウエスト・サイド物語』(WEST SIDE STORY)として映画化、新たに2021年にスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)によって再映画化されました。
音楽は当時、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の指揮者として人気絶頂だった Leonard Bernstein です。今回はブロードウェイ・ミュージカル版、1961年映画版共に、その Leonard Bernstein をオーケストレーションとして支えた Sid Ramin を取り上げます。
Sid Raminは Irwin Kostal と共にこの作品のオーケストレーションとして、Leonard Bernstein を支えました。今聴いても躍動感のある音楽は当時若手の音楽家だった Sid Ramin のオーケストレーションによるものが大きいです。
Sid Ramin はブロードウェイ・ミュージカルのオーケストレーション、アレンジャーとして活躍した人ですが、作曲者として数本の映画、テレビの音楽、CMの音楽を手掛けた音楽家でもあります。
まずは、Sid Ramin が手掛けた映画音楽から。
1969年の映画『USAブルース』(STILETTO)、当時、サウンドトラックとは別に Columbia Records から Sid Ramin がシングルをリリースをしました。そのAB面を。
Stiletto(Sid Ramin) / Sid Ramin(1969)
映画『USAブルース』(STILETTO)のテーマ曲、演奏者クレジットがないため、誰がやっているか不明ですが、グルーヴ感たっぷりでイカした演奏です。何度も聴いてしまいます。アルバムLPのオリジナルサウンドトラック盤のバージョンよりこっちがいいです。
Sugar In The Rain(Alan Bergman-Marilyn Bergman-Sid Ramin) / Sid Ramin(1969)
この挿入歌もボサ調でいい感じ。Bergman 夫妻が詩を書いていますが歌っている女性は不明。(Magic Voicesシリーズで取り上げた Sally Stevens のような気もしますが....)
Illeana's Theme(Sid Ramin) / Sid Ramin(1969)
1969年の映画『USAブルース』(STILETTO)のサウンドトラックアルバムからもう1曲、これもボサ調の曲、これもいい雰囲気、いい感じです。