2021.10.31
Born in the USA Born in the USA
Bruce Springsteen

Single (1984)

ベタリクにベタに反応します、Bruce Springsteen。

忘れもしない1985年、この頃の Springsteen は途方もなく人気がありました。「ライド・オン・タイム」世代の筆者にとっての Springsteen は、"Born to Run" (1975) が名曲の誉高くクラシックになっていました。そこへ持ってきて "Hungry Heart" (1980) の大ヒット、その流れでの佐野元春による Springsteen/Spector サウンドなどなどで、高校生だった私たちのこころをぐっとつかんでおりました。続く『Nebraska』(1982) で軽く盛り下がり(米国の州はそれなりに有名でしたが、筆者はこれでネブラスカを知りました)、その後出てきたのがタイトルトラックを含む『Born in the USA』(1984) でした。

曲 "Born in the USA" は、アルバムからのシングルカット3弾目でした。筆者はシングルで購入しました。当時渋谷に開店したタワーレコードでアメリカ輸入盤が買えるようになって、値段もたしか420円で、日本盤より安いといって、喜んで買っていました。このころの Springsteen はB面アルバムに未収録でもありました。とにかく威勢のいい曲で、"Born to Run" 直系の曲として聴いていました。放送でもあった通り、ベトナム帰りの暗い内容の曲だったのですが。

1985年は Springsteen が来日しました。代々木オリンピックプールで5公演。彼の初来日でもあり、もう大騒ぎでした。今でも覚えているのは、チケットが取れた瞬間。当時自動車教習所に通っていたのですが、その行きか帰りかの成増駅(笑い)の公衆電話でチケットぴあに電話がかかってガッツポーズ、ああベタリクのおかげで35年も前のことを思い出しました。3時間のライブと噂された通りのすごいライブでありました。影響受けたなあ。

1985年は Springsteen の年で、テレビで放送された『We are the World』(曲)においても<主役級>の活躍でした。

ベタリク、もうやらないんですかー

(たかはしかつみ)

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