2020.04.20 - Live
Smile Smile
Lady Gaga

Together at Home (2020)

One World: Together at Home をネット中継で観ました。Lady Gaga が呼びかけたとされ、新型コロナ対応の医療従事者を支援する「自宅ライブ」を集めた大規模ネットライブイベントです。日本時間の4月19日(日)の早朝からやっていて、私は朝9時からの最後の2時間枠のショウを見ることができました。

以下、簡単に流れを紹介します。

司会は Stephen Colbert、Jimmy Fallon、Jimmy Kimmel の3名で、それぞれCBS、NBC、ABC の人気キャスターとのこと。

最初は Lady Gaga で、チャップリンの "Simle" から。続いて Stevie Wonder が先日亡くなった Bill Withers の "Lean on Me" に "Love's in Need of Love Today" をつなげて、心で泣いての演奏。立て続けに Paul McCartney が、母親(第二次世界大戦の従軍看護婦という)とコロナの医療従事者を "Lady Madonna" に見立てて演奏、とても珍しいブルージーな弾き語りで。

全て紹介できないのですが、Elton John が "I'm Still Standing" を、これは意図せずともの色物というかカラ元気になっていて面白く、続いて真の色物巧者の Jimmy Fallon(司会です)が Men Without Hats の替え歌で "Safety Dance" を。

また、Chris Martin (Coldplay) や Eddie Vedder (Perl Jam) がでてきてくれ、ロックファンにはなるほどと、また、Usher や LL Cool J、あるいは Beyoncé、Alicia Keys らはコメントで参加してくれました。

アツアツのカップル Shawn Mendes と Camilla Cabello が歌う Lousi Armstrong の "What a Wonderful World" が筆者には発見で、また話題の Billie Eilish がなんでこの子は "Sunny" 歌っちゃうの(Bobby Hebb のです)と嬉しくなる。

小ネタでは Steve Winwood の "Higer Love" をカバーした Keith Urban に映ってたのが彼の奥さんで(え、Nicole Kidman なの)、ミックがやたら貫禄の The Rolling Stones が(「無常の世界」だったのですが)Charlie Watts は椅子叩いてるのになんでドラムの音がするのとか、色々無理する中で、無理がなかったりして面白かったです。締めは、Taylor Swift に続いて、Celine Dion と Andrea Bocelli の "The Prayer" をGaga と John Legend が加わって Lang Lang のピアノで歌いました。

ショウは医療従事者たちを励ますもので、音楽とネットの力を感じました。またそれが(トランプさんで激震の)WHO に対して、米国の大放送局のサポートで行われたことを興味深くみました。医療従事の皆様に心より敬意を表し武運をお祈りします。

イベントを主催した Global Citizen のサイトです。

https://www.globalcitizen.org/

そして、アーチストたちが世界の音楽ファンを、ファンに限らず人々を、気遣ってくれていることがわかりました。STAY AT HOME は孤独です。孤独かもしれませんが、ネットでアーチストたちからのメッセージを受け取ることができます。自分もできることを、少しでもいいから続けてやっていこうと思います、家で。

Lady Gaga / Smile from One World: Together At Home



追記

同じ日、NHK クラシック番組(「クラシック音楽館」2020年4月19日 21:00- Eテレ )もコロナの影響を受け、音楽家へのインタビューと、彼らの過去の演奏の一部を紹介していました。その中で指揮者のブロムシュテット(92歳)がこう語っていました。

音楽なしで本当に生きていけますか?
こんな時だからこそ、音楽が必要なのです
歌うことを忘れないでください
好きなメロディーを口ずさむだけでいいのです

ガガとブロムシュテットにとても励まされた一日でした。

(たかはしかつみ)

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