2020.03.15
明るい Four Seasons で棚からひとつかみ 明るい Four Seasons で棚からひとつかみ
The Four Seasons

(2020)

コロナ禍、出口が見えませんね。ついに春の甲子園も中止になってしまいました。本日3月15日はいわゆる一斉休校になって2週間。今週も開き直って、明るい曲を聴いていきたいと思います。The Four Seasons に登場してもらいましょう。

1. Silhouettes (Bob Crewe-Frank Slay) 1963

ミュージカルにならってこの曲から。Bob Crewe が 1957 に The Rays に書いた曲で一種のセルフカバーです。シルエットというのは、憧れの彼女の部屋から見える2人のシルエット。それをいじけずにむしろ目標にするという「やせ我慢的明るさ」がフォーシーズンズの持ち味です。

2. Walk Like A Man (Bob Crewe-Bob Gaudio) 1963

彼女に振られるのですが、あの娘はあきらめろと父親にさとされる曲です。男らしく歩け。この明るさが持ち味です。

3. Marlena (Bob Gaudio) 1963

マレーナ行かないでおくれというだけの曲なのですが、この明るさが(以下略で)。

ここまで Bob Crewe や Bob Gaudio の曲でした。

4. Working My Way Back To You (Sandy Linzer-Denny Randell) 1966

フォーシーズンズもだんだん成長してきて、これは珍しく女の子をもてあそぶ側に来てます。大事にしていなかった彼女が気持ちを変えてしまったので、戻りたいとストレートに明るく懇願しています。

5. Opus 17 (Don't You Worry 'bout Me) (Sandy Linzer-Denny Randell) 1966

こちらは、またまた振られる側に戻ってしまうのですが、「ぼくのことはもういいから」と彼女を送り出すフレーズがタイトルになっています。成長している。それにしても Linzer-Randell の曲はこれまた前向きです。

6. Let's Hang On (Sandy Linzer-Denny Randell) 1965

もう一つ、Linzer-Randell の代表曲です。"Hang On" というのは昔から訳がうまくつけられないのですが、なんというか「がんばろう」的なフレーズに聞こえます。何をがんばるのかというと、愛の終わりを踏みとどまってくれと明るく。。。

7. Don't Think Twice, It's Alright 1965

8. Peanuts 1963

9. My Sugar (Bob Crewe-Bob Gaudio) 1963

3曲、変名としても使った、The Wonder Who? もので。
7.はボブ・ディランの曲ですが、ホームラン級のカバーですね。大滝さんが末期のゴーゴナイアガラで毎週使っていました。8.は 1957 年のドゥーアップのカバー。9.はオリジナルですがタイトルとかコーラスが気になるところ。

10. December, 1963 (Oh What A Night!) (Bob Gaudio-Judy Parker) 1975

最後はこの曲しかないです、男の子の歌です。感激の思い出ではあるのですが、やけくそにも聞こえたりします。このやけくそ感のメロディーが筆者は夜中に仕事が終わらないとき頭の鼻歌で出てくることがあります、♪「終わらない、お〜わらない」。失礼しました。

Youtube プレイリストも作りました。こちらからどうぞ。

Frankie Valli の声はとにかく明るく、いろんなことを吹き飛ばしてくれます。




(たかはしかつみ)

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