2019.10.14
馬と鹿 馬と鹿
米津玄師

シングル (2019)

ラグビージャパンの快進撃で熱くなっています。ロシア、アイルランド、サモア、そして決戦のスコットランドを破っての4連勝。ここまでの4週末試合の3週間、台風19号も来て心千々に乱れ、不安、焦燥、驚き、陶酔、熱狂、涙。

ラグビーワールドカップのスタジアムは音楽であふれている。選手入場を導く拍子木と和太鼓、試合中強要(笑い)の3本締め、ハーフタイムで大合唱となる "Country Road"(歌詞投影)、ご当地ソングも色々選んでいるようで、試合を選んでフレディの「エーーーロ」のコールアンドレスポンスまで試合の隙間に放り込まれることも。まあ来日のラグビー連中は勝手に歌う、ばらばらでも自然発生的に合唱が成立するんだけど。彼らの人好き度と空気の読まなさ(あとハイネケン)がすごくいい空間をつくっている。

試合が終わって、ジャパン勝利の会場一周。その時この曲が流れて来る。

「これが愛じゃなければ 何と呼ぶのか 僕は知らなかった」

米津玄師「馬と鹿」。ドラマ「ノーサイドゲーム」の主題歌。ラグビーの奇跡はここからも始まっている。4年前のブライトンからも始まっているし、そのずっと前から始まっていたのかもしれない。今も日本全国で、各国選手が、ファンが、ボランティアが起こしている。

ラグビーワールドカップは、7つの週末を使う6週間の長丁場。日本がスコットランドを破った週末で48試合中40試合が終わってしまったけれど、20カ国中12カ国が帰国となってしまったけれど、期間はちょうど折り返し地点。そこに残ることができた。この曲をもう一度、もう何度もスタジアムで歌いたい。


今日の1曲


(たかはしかつみ)

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