2018.10.01 - Songwriter
Bewitched Bewitched
Jack Keller - Songwriter

(1964)

(2018年9月30日SSBで、 Perry Como が歌う "Beats There A Heart So True " がかかったので、)

Songwriter シリーズ、
今回は主に1960年代に活躍したソングライター、Jack Keller を取り上げたいと思います。

ソングライター、Jack Keller についてはSSBで2010年9月12日から2010年9月26日まで3週間かけてソングライター特集で取り上げられました。
もう一度、Jack Keller の足跡を少しおさらいしてみましょう。

Jack Keller は1936年ニューヨーク、ブルックリン生まれ。2005年に亡くなっています。ミュージシャン一家で生まれ、幼い時から音楽に触れていたようです。10代の頃、Johnny Tillotson のヒット曲で知られる "Poetry In Motion" の作者である Paul Kaufman とは幼なじみで2人一緒に楽曲を作っていたそうです。

後にプロデューサー、ソングライターとなる Al Kasha のバックでピアノを弾いたのがきっかけで、 Al Kasha の紹介で音楽出版社に出入りするようになります。1950年後期は、友人の Paul Kaufman や作詞家の Noel Sherman と楽曲を作るようになります。

1959年には Don Kirshner と Al Nevins が主宰する Aldon Music と契約を交わし、Aldon Music のライター陣、Gerry Goffin、Hank Hunter、Howard Greenfield らと楽曲を制作、ヒット曲を生み出していきます。

Aldon Music が コロンビア映画傘下の Screen Gems-Columbia に変わってからも在籍して、映画やテレビの主題歌も手がけました。
Jack Keller は自身のレコードはリリースしたことはないと思われ、一貫して作曲に専念した人でした。

多くのヒット曲を持っている人ですが、今回はSSBの特集でかかった曲とあまり被らない曲を選びました。


Seven Minutes in Heaven (Jack Keller-Noel Sherman) / The Poni-Tails (1958)

Before We Say Goodnight (Jack Keller-Noel Sherman) / The Poni-Tails(1960)

Aldon Music 以前の楽曲を2曲。いずれも "Born Too Late" のヒットで知られるガール・グループ、The Poni-Tails への提供曲です。作詞を担当したのは、
"Graduation Day" の詩を書いた Noel Sherman 。Noel Sherman から音楽ビジネスの多くを学んだそうです。いずれも The Poni-Tails に似合った可愛らしい曲です。


It's A Most Impossible Dream(Jack Keller-Hank Hunter) / Barry Mann(1959)

Aldon Music 入りしてからは Gerry Goffin、Hank Hunter、Howard Greenfield らと交流し、多くの楽曲を生み出していきますが、歌手時代の Barry Mann は Jack Keller の楽曲を数曲、録音しています。いずれも当時はリリースされなかったのですが、Barry Mann の確かな歌唱力もあって出来もいいです。


Anyone Else (Jack Keller-Brooks Arthur) / Bobby Vee(1963)

1963年に Bobby Vee に提供した楽曲。共作者には後に Janis Ian、Bette Midler などのプロデュースを手掛ける Brooks Arthur が名を連ねています。
Bobby Vee にあった明るい曲で気に入っています。


Bewitched(Jack Keller)Season 1 Opening & Closing Theme(1964)

Bewitched(Jack Keller-Howard Greenfield) / Steve Lawrence(1965)

Jack Keller が書いた曲で日本で一番耳馴染みの曲はこの曲だと思います。日本国内でも長く放送された人気番組『奥様は魔女』。日本ではこのオープニングに中村正さんの"紳士"な声で「奥様は魔女!だったのです。」のナレーターが入っていました。これが良かったですね〜。
ボーカル・バージョンは当時、Steve Lawrence が歌いました。このバージョンも合わせて。


Venus In Blue Jeans(Jack Keller-Howard Greenfield) / Jimmy Clanton(1962)

Venus In Blue Jeans(Jack Keller-Howard Greenfield) / Barry Mann

Jack Keller の代表曲、"Venus In Blue Jeans"。作詞はHoward Greenfield で、Jimmy Clanton のバージョンは1962年、 Billboard チャート7位を記録しました。イギリスでは Mark Wynter が歌ったバージョンがリリースされました。Barry Mann も当時この曲を録音しています。これも確かな歌唱力が素晴らしいです。Barry Mann を音楽業界に誘ったのは Jack Keller だと言われています。


Get Out Of My Life (Jack Keller-Paul Vance) / Dee Dee Warwick (1974)

1970年代の作品を。Dee Dee Warwick に提供した楽曲で、作詞は、Lee Pockriss とのチームで知られる Paul Vance で Paul Vance がプロデュース作品で Private Stock Records からリリースされました。アレンジは Al Capps が担当。しっとりとした曲です。


Christmas In New York (Jack Keller-Bob Feldman) / Tony Orlando and Dawn(2005)

2000年に入って、Tony Orlando and Dawn がリリースしたクリスマスアルバムから。Jack Keller にとってかなり晩年の作品だと思われます。この作品が世に出た年に Jack Keller は亡くなっています。都会の暖かい楽しいクリスマスの雰囲気が伝わってくる良作です。

* 写真は Jack Keller と The Monkees。

(富田英伸)

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