2017.10.11
Learning To Fly Learning To Fly
Tom Petty and The Heartbreakers

The Live Anthology (2009)

Tom Petty 様
 いま、この世界にいないあなたへ手紙を書くことがおかしくかつ不適切なことは十分承知しながらも、
 10月3日、突然のあなたの容態急変のニュースがネット上で飛び交い、その後、心肺停止で病院に緊急搬送されたというニュースに驚くまもなく、あなたの永年のマネージャーからのFBへのあなたの訃報の投稿にただただ驚き、悲しい想いを抱きました。
 その驚きとは、あなたと盟友の The Heartbrekers がデビュー40周年の記念のライブツアーを全米で行なっていることをFB等のSNSを通じて、ライブの模様やファンの方々の応援ぶり等を見ていたからです。驚きは悲しい想いへ変わりました。
 1976年のデビュー以来、アメリカン・ロックを代表するあなたと盟友が作りだす歌とサウンドとともに歩んできた多くのファンの悲しみはいかようかと思います。私があなたの歌を聴きはじめたのは、恥ずかしながら、1993年の『Greatest Hits』からなんです。もちろん、それ以前から、ヒット・チャートに上った歌は聴いていました。その後、あなたのソロ名義のアルバム、あなたと Bob Dylan さんほかの Traveling Wilburys のアルバム、そして'90年代後半から2014年の最後のアルバムまで。
 特に、前もレビューした2009年にリリースされた4枚組の『The Live Anthology』は、あなたのライブ・パーフォーマーとして、ロックンロール、バラード、ブルースほかを自分の歌に色づけした歌唱にうっとりしました。どの曲もすばらしいです。「Learning To Fly」はあなたのアコースティックギターの弾き語りから始まり、後半にはオーディエンスの合唱がライブ会場の雰囲気を伝える1曲です。Stevie Nicks がバック・ヴォーカルで参加していました。アルバムを耳にしながら一緒に歌っている自分がいます。
 あなたの歌唱を来日公演で見ていない私、実際にライブ会場であなたの歌を聴くことがいつかできるのではないかと楽しみしていましたが、それは叶わぬ夢で終わったのはファン歴が浅いファンながら、悲しいことです。
 Tom Petty 様、こらからもあなたの残した数々の歌を聴き、この世界にいないあなたを想い、わすれることはないでしょう。とりとめなくなりました。Farewell Mr. Tom Petty R.I.P.

(伊東 潔)




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