2017.06.23 - Songwriter
Never Letting Go Never Letting Go
Stephen Bishop [Songwriter]

(1976)

(遅くなってしまいましたが、2017年3月の Stephen Bishop 来日を記念して)

Songwriterシリーズ、今回は Stephen Bishop を取り上げます。

Stephen Bishop は1951年、カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。10代の頃にギターを弾くようになり、同時に、The Weeds というバンドを結成し、自分のオリジナルの曲で地元のパーティーで演奏するようになったとのこと。
あるバンド大会で認められて、ロスに移住。楽曲を書くようになります。初めはなかなか芽が出ず、故郷に戻ろうとしていた矢先、友人である Leah Kunkel(Cass Elliot の妹で、ドラマーの Russ Kunkel の奥さん)が、Stephen Bishop の楽曲を Art Garfunkel に推薦して、Art Garfunkel の1975年ソロアルバム2作目の『Breakaway』に Stephen Bishop の楽曲が2曲収録されます。

1976年には自身のデビューアルバムとなる『Careless』をリリース。Leah Kunkel、Art Garfunkel を初め、Eric Clapton、Chaka Khan、Andrew Gold といった大物ミュージシャンも参加し、そして Art Garfunkelの『Breakaway』に参加していたミュージシャン中心に ABC Recording Studios と A&M で制作されました。このアルバムからシングルカットされた "On and On" は Billboard シングルチャート11位、 "Save It for a Rainy Day" は22位を記録しました。

その後、自分の音楽活動を続け、同時に Phil Collins、Eric Clapton、Barbra Streisand、Steve Perry、Stephanie Mills、Kenny Loggins、Johnny Mathis、Phoebe Snow、David Crosby、Four Tops といった人達が Stephen Bishop の楽曲を取り上げるようになります。



Daisy Hawkins (Stephen Bishop) / Jerry Cole (1970)

Stephen Bishop が1970年に書いた初期の頃の作品。Jerry Cole はセッション・ギタリストで知られる人で、一時期は "Tequila" で知られる The Champs に在籍していたこともあるそうです。


Under The Jamaican Moon (Leah Kunkel-Stephen Bishop) / Nick DeCaro (1974)

西海岸のアレンジャーで知られる Nick DeCaro のソロアルバム『Italian Graffiti 』の1曲目に収録された作品。詩は Leah Kunkel が書いています。Leah Kunkel が Nick DeCaro にこの Stephen Bishop の楽曲を推薦した可能性が高いと思います。Leah Kunkel 自身の1979年のアルバム『Leah Kunkel』でセルフカバーしています。


The Same Old Tears On A New Background (Stephen Bishop) / Art Garfunkel (1975)

1975年のArt Garfunkelの『Breakaway』にはこの楽曲と "Looking for the Right One" の2曲が取り上げられました。この曲は『Breakaway』のラストに収録、また Stephen Bishop のアルバム『Careless』(1976) でもラストに収録されています。


Never Letting Go (Stephen Bishop) / Phoebe Snow (1977)

『Careless』に収録されていたこの曲を Phoebe Snow はアルバム表題にして『Never Letting Go』をリリースします。プロデュースは Phil Ramone。秀逸カバーです。


Rock and Roll Slave (Stephen Bishop) / Cheryl Ladd (1979)

テレビシリーズ『チャーリーズ・エンジェル』で活躍していた Cheryl Ladd が1979年にリリースしたアルバム『Dance Forever』のラストに収録されていた楽曲。オリジナルは1976年『Careless』。演奏も良く、Cheryl Ladd のボーカルもいいです。


On And On (Stephen Bishop) / Kenny Rankin (1977)

ヒット曲となった "On And On" は多くの人が取り上げていますが、秀逸カバーはやはり、 Kenny Rankin のバージョン。1977年リリースアルバム『The Kenny Rankin Album』から。
Kenny Rankin は生前、Stephen Bishop と一緒に日本公演をしたことがありました。


Little Italy (Stephen Bishop) / Stephen Bishop (1976)

1976年『Careless』から僕の好きな曲を。アコースティック・ギター弾いているのは、Stephen Bishop と Larry Carlton。途中からの女性ボーカルは Chaka Khan。暖かい日差しが差し込むような素敵な曲です。

(富田英伸)




Copyright (c) circustown.net