2017.02.28 - Movie
		The Vikings Mario Nascimbene (1958)

（2017年2月27日SSBで、山下達郎さんの "BLOW" がかかったので）

久し振りに映画の話を。

山下達郎さんの "BLOW" に関する話。
この曲のコーダ部分に1958年公開のアメリカ映画『The Vikings』（邦題：『ヴァイキング』）（1957年-アメリカ）のテーマが使われていることはCDのライナーノーツ等で周知のことだと思います。

初めて"BLOW"を聴いた時、僕は使われたことにまったく気づくことができませんでした。どの部分に使われたのか、しっかり認識できたのは山下達郎さんのライブでの "BLOW" でした。

映画『ヴァイキング』、実はかつて淀川長治さんの日曜洋画劇場で、何回もやっていた映画で、そのテーマはすっかり耳馴染みになっていて、子どもの頃何かと気に入ってしまい、よ〜く口ずさんでいたメロディーでした。
山下達郎さんの "BLOW" を聴いた時、まったくそのメロディに気がつかなかったのは残念〜。（笑顔）

このテーマ・メロディ、映画では冒頭、ヴァイキング族が自分たちのアジトに帰還するシーンがとっても印象的で、その後も重要なシーンに何度も登場します。
いいメロディ。すっかりそのメロディは胸に染み込んでしまいましたね。
遠足でフェリーなんかに乗っちゃうと口ずさんじゃたりしていました。（笑顔）


映画は子どもにはちょっと残酷なシーンもあったけど、好きな映画でした。現在はDVDがリリースされているので、観ることができる映画です。
撮影は撮影監督ジャック・カーディフ（Jack Cardiff）によるテクニカラー三色法で撮られているので、先に紹介したヴァイキング族が自分たちのアジトに帰還するシーンの北欧の山並み、静かな海はとっても美しいです。


音楽を担当したのはイタリア出身のマリオ・ナシンベーネ（Mario Nascimbene）で、のちに後にバーナード・ハーマン（Bernard Herrmann）と並んで史劇やレイ・ハリーハウゼン（Ray Harryhausen）の特撮映画ではかかせない映画音楽家となりました。

英国王妃役のジャネット・リー（Janet Leigh）も美しいです。ジャネット・リーは主人公のトニー・カーティス（Tony Curtis）の当時の奥さんで、この映画の撮影後に女優となるジェイミー・リー・カーティス（Jamie Lee Curtis）が生まれているようです。

The Vikings 1958 Theme