2016.12.16 - Xmas Special
Santa Claus Is Coming To Town Santa Claus Is Coming To Town
The Crystals

Phil Spector's Christmas Album (1963-1975)

すっかりクリスマスの季節です。

1960年代、Phil Spector の Philles Records 所属していたグループ、シンガーが揃って参加した、1963年リリースのアルバム『A Christmas Gift For You From Phil Spector』。半世紀以上経っても愛されているクリスマス・アルバム。この季節に欠かせないアルバムです。

今では、Phil Spector が提唱する "Back To Mono" に習って、MONOレコーディングのCDが通常流通していますが、1970年代から1980年初頭にかけて、アメリカの Warner Bros. Records やイギリスの Apple Records からリイシューされたこのアルバムは殆どステレオ盤のLPでした。この時代は逆にMONO盤を聴く方が困難だったと思います。

僕が持っているのは1975年、Warner Bros. Records からリイシューされた『Phil Spector's Christmas Album』。
当時、ほんとはジャケットがいいオリジナル盤が欲しかったのですが入手困難。このステレオ盤リイシューは値段も安価でしたので入手しました。このジャケットの人が Phil Spector だということに気づくのはずっと後のこと。

1970年代から1980年初頭に Phil Spector 関連の作品でステレオ盤でリイシューされたのはこの他、The Ronettes のアルバム『Presenting The Fabulous Ronettes Featuring Veronica』があります。
この時代にリイシューされた作品はオーディオ・ステレオ(ハードウェア)の発達とその売り上げに合わせ、MONO盤のリリースだと商売にならなかったんだと思います。

今ではちゃんとMONO盤のCDも持っているのですが、この時期、聴くのは1975年リイシューのこのステレオ盤ばかりです。熱心な Phil Spector 信者からすると怒られそうな感じですが、軟弱な音楽好きの僕にとって、ステレオ特有の広がり感、弦楽器の粒立ちはとっても心地いいんですね。


ステレオ盤『Phil Spector's Christmas Album』から少し聴いてみましょう。

The Ronettes が歌うところの "I Saw Mommy Kissing Santa Claus"。
SEでは、子どもが"右"のドアを開けて、お母さんのいる"左"の部屋に歩いていって、ママにキスしちゃうところなど、遊び心があるんですよね。

I Saw Mommy Kissing Santa Claus (Tommie Connor) (Stereo Ver.) / The Ronettes (1963)


もう1曲、ステレオ盤からこの曲を。Philles の Crystals のステレオ録音はちょっと珍しいですね。ステレオの広がり感、打楽器等がキラキラしているのがわかるとうれしいです。ステレオでも音圧をしっかり感じることができるガッツな演奏です。

Santa Claus Is Coming To Town (Haven Gillespie-J. Fred Coots) (Stereo Ver.) / The Crystals (1963)


この Crystals バージョンを下敷きにしたのは、Philles 好きの Bruce Springsteen。定番のこの曲、今ではすっかり Springsteen のものですね。初めて聴いたのは1981年のCBS からリリースされたオムニバスアルバム『In Harmony 2』でした。
今回は2007年の The E Street Band のライブで。
2011年に亡くなったサックスの Clarence Clemons とのかけ合いも楽しいです。

Santa Claus Is Comin' To Town (Live) / Bruce Springsteen (2007)


Merry Christmas !

(富田英伸)




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