2016.11.22
Dancing In The Street Dancing In The Street
David Bowie and Mick Jagger

Single (1985)

Motown がイギリス人へ与えた影響たるやいかほど、という話しで、Who の "Heat Wave"を紹介したところですが、Small Faces もとってもいいモータウン・カバーをしています。

Every Little Bit Hurts / Small Faces (1968)

オリジナルは Brenda Holloway です(うっとり)

Every Little Bit Hurts / Brenda Holloway (1964)


ビートルズも "Please Mr. Postman" "You Really Got a Hold on Me" "Money (That's What I Want)" と3曲もアルバム『With the Beatles』でカバーしているのは有名なところかと思いますが(渋い。ポール先生がモータウンに関心がなかったのが興味深い)、ストーンズもやってます。ライブ映画の主題歌的に盛り上がった "Going to a Go-Go" や『It's Only Rock 'n Roll』に収録されていた "Ain't Too Proud to Beg" などの曲が思い出されますが、デビューアルバムでもモータウンをカバー。

Can I get a Witness / Rolling Stones (1964)
Can I get a Witness / Marvin Gaye (1963)

オリジナルはマービンですが、ストーンズもいいビートですねー


さて、時が流れて1980年代中盤、あっとおどろくコラボがありました。7インチシングルが掲載の写真でリリース。もうジャケットだけで一家に一枚の家宝です。ミックとデビッドボウイのデュエット。ミックは御年42歳、ボウイに至っては38歳だったそうです。はあ。ビデオもかわいい。ミックの "Okay, Tokyo" から始まるのですが、東京と南米と豪仏独英とアフリカがならべてコールされてなんかめちゃくちゃ。これ、例の『Live Aid』のからみで出てきたカバーだったと思いますが、ライブには出演がなく、ほんとうに貴重な競演でした。


Dancing in the Street / David Bowie and Mick Jagger (1985)

最後にオリジナルを聴いてみましょう。ミックにも勝る迫力?!これぞマーサです。

Dancing in the Streets / Martha & The Vandellas (1964)


イギリス人はモータウンが大好きですが、そんなモータウンが好きなイギリス人をぼくらは大好きです。

(たかはしかつみ)




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