2015.10.13
Swing Low, Sweet Chariot Swing Low, Sweet Chariot
Ella Eyre

Single (2015)

Ella Eyre 今日の1曲


ラグビー・ワールドカップの日本代表の活躍に私も恋してしまいました。そんなわけでラグビー讃歌を。


「Swing Low, Sweet Chariot」はイングランドラグビーのサポーターソングです。試合中、スタジアムどこからともなくわき上がり、会場を包む大合唱になります。サッカーのイングランドサポは「大脱走」とか「ルール・ブリタニア」を歌ってますが。今大会でも、イングランド対ウェールズを見ましたが、イングラド・サポーターたちの声が届きました。辛いとき、選手たちを後押しするチャント。イングランドは残念な結果に終わってしまったけれど。


Swing Low (Run With The Ball)
Union featuring England Rugby World Cup Squad

Single (1991)


雰囲気ならこちら。1991年の第2回ラグビー・ワールドカップがイングランドを中心に開催されたときに発売されたシングルで、たしか持っていたと思うのですが(汗)みつからない・・レコード的には珍版基奇盤の類いでありますが。なんとイングランド・ラグビー協会による作品で代表選手も歌唱、当時チャートインしてしまいました。


Swing Low, Sweet Chariot
Fisk Jubilee Singers

SP (1909)


元々は19世紀後半の黒人霊歌で、ナッシュビルのフィスク大学合唱隊の録音が残っています。フィスク大学は解放奴隷の教育のための大学で、合唱隊はその資金集めのための活動をしていたとのこと。録音は1909年とのことです軽く100年以上前!


イングランド・ラグビー協会は1991年のヒットに味をしめて、ことあるごとにオフィシャル応援歌としてこの曲をリリースしており、2003年には UB40 バージョンがヒット。今年はデビューまもない Ella Eyre が起用され、なかなかの歌い手。伝承歌や黒人霊歌が100年越しに歌われて うらやましい。いい曲だからこそ当然のこと。もっと民謡研究せねば。



英国では日本よかったね、よかったねと、日本サポーターがずいぶんいい思いをさせてもらった模様。2019年には彼ら、愛すべき大きいお兄さんたちが日本にやってきます。いまから準備しとかないとね(何を:)


(たかはしかつみ)




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