2014.08.19
Across the Borderline Across the Borderline
Ry Cooder

Get Rhythm (1987)

残暑厳しき折いかがおすごしでしょうか。

あつくてどうにでもなれと、砂漠で白日夢のうたです。


今日の1曲

国境の先にその土地はある
道という道が黄金に輝く


メキシコからの国境です。

でも君が約束の地に着く頃には
夢は君の指からこぼれ落ちる


密入国のうたなのかもしれません。
でも男たちの誇りと失望のうたなのかもしれません。

この曲は Ry Cooder を代表する曲の一つで、ライ自身なんども録音しています。
私は 1987年のアルバム "Get Rhythm" 収録のものが好きです。役者が歌っている途中のスペイン語が記憶にひっかかります。

バッキングは Jorge Calderon (Bs), Jim Keltner (Dr), Van Dyke Parks (Key) らが固めます。翌 '88年の来日公演も同じメンバーで来たように思います。サンプラで見ていた私は、ピアノの白髪の紳士が Van Dyke Parks だということを最後まで気づきませんでした。

Ry Cooder はスライドギターの名手で、またサウンドトラックの作家としても多くの作品を残しています。"Get Rhythm" は歌手としてのライが気合いを入れて作った傑作です。

国境にはリオ・グランデ川が流れ、アメリカとメキシコを隔てます。

(たかはしかつみ)




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