2013.12.23
Brave Brave
Sara Bareilles

Brave Enough: Live At The Variety Playhouse DVD+CD (2013)

 先日紹介した女性歌手の Sarah Jarosz に続いて、今、私のとても好きな女性歌手の一人であるもうひとりのサラ、Sara Bareilles をご紹介いたします。
 Sara Bareilles は、1979年カリフォルニア生まれ。2007年にアルバム『Little Voice』でメジャーデビューして、そのアルバムからシングルカットされた『こんなハズじゃなかったラブ・ソング』がヒットし、その年のグラミー賞の2部門にノミネート。一躍、人気女性歌手の一人として注目を浴びました。
 今年(2013年)にリリースされた3枚目のアルバム『The Blessd Unrest』のリリースに伴うライブ・ツアーの模様を収めたライブDVD(+CD)が紹介する『Brave Enough: Live At The Variety Playhouse』です。ライブ会場である The Variety Playhouse は、ジョージア州アトランタにある映画上映、芝居が行われる770席を有する劇場で、いろいろなミュージシャン、バンドのライブ会場としても使われています。
 彼女は、今まで、2008年にサンフランシスコの有名なフィルモアでのバンド編成によるライブDVD(+CD)『Between The Lines: Sara Bareilles Live At Fillmore』をリリースしていますが、今回のDVDは、ピアノ、アコースティツク・ギター、エレキ・ギターほかの弾き語りの公演を撮影したものですが、前述したバンド編成のライブとは趣きを変えたライブDVDに仕上がっています。
 さて映像を見ると、深い青、セピア色、そしてフル・カラーとコントラストの効いた画面、そして彼女の歌う表情、オーディエンスが彼女の歌を口づさんだり、彼女の歌に合わせて手拍子を打つ場面など、映像を見るものが会場の席に座り、ステージを見ているような感じを覚えます。
 コンサートは、ピアノの弾き語りで同じリズムの Elton John の『Bennie And The Jets』のカバーを織り込んだ『Love On The Rocks』から幕が開きます。もちろん、新作アルバムから『Brave』、『Manhattan』も初披露されます。
 『Brave』は、彼女の力強い歌唱を前面に出したストレートなラブ・ソング。「I just want to see you/I want to see you be brave」のフレイズがとても印象的。余談ですが、女性歌手の Katy Perry の『Roar』と似ていて、少し話題になりましたが、あくまで別物です。それに Katy Perry とはお友達らしいです(笑)。
 このライブDVDは、彼女のいろいろな歌唱の幅の広さ、多面性をとても強く感じさせる選曲で構成されています。それは、エレキ・ギターの弾き語りでブルージィーに歌われる『Come Around Soon』や、手風琴(?)を奏でながら、聖歌のような独唱で歌われる『Once Upon Another Time』など、彼女の歌唱の幅の広さを強く感じ、聞く者を魅了します。また、ライブの定番(?)の『King Of Anything』、『こんなハズじゃなかったラブ・ソング』でのオーディエンスと掛け合いでは、ファンとの楽しい時間を共有し、とても和気藹藹とした雰囲気が画面から伝わってきます。
 彼女の歌手としての位置づけというと大げさですが、シンガー・ソングライターと、王道のポップス歌手の両面がいい塩梅に彼女の歌に自然体で表現されています。その魅力が満載のこのライブDVD、よかったら、ご覧になることをおすすめします。そして、実際のライブをはやく見たいものです。


今日の1曲

(伊東 潔)




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