2012.09.10
Alfie Alfie
Rigmor Gustafsson and The Jacky Terrasson Trio

Close To You (2004)

リレーしろとの編集長からのお達しで出てきたはいいけれど、英語に弱いわたくし、どうすればいいのかしら(オロオロ)

バカラックと言えばディオンヌ・ワーウィックを連想する方も多いでしょう。このアルバムは、今や北欧のジャズボーカリストとして知る人ぞ知る存在であるRigmor Gustafssonの5枚目のアルバム。サブタイトルに「celebrating Dionne Warwick」と書かれている通り、ディオンヌ・ワーウィックへの敬愛に満ちています。

全14曲中10曲がバカラック/デイビッドの作品で、ジャズの解釈ではありますが、ひとりよがりじゃなく、耳に心地よく、馴染みやすいアレンジになっていると思います。

Rigmorは、ライナーにこう書いています。

What would an excellent composer be without a performer to make the music magic?

彼女からディオンヌへの最大級の賛辞ですね。

メロディだけでもダメ、歌詞だけでもダメ、表現者が上手いだけでもダメ。多くの人に愛されて長く聴き続けられる曲は必ずこの3つが揃っているんですよね。
歌詞を十分味わわないまま聴いてしまっていることは、曲の魅力の半分も理解していないんだ! イカン!

ということで、電子辞書片手に、Hal Davidのliylicsの世界を知る旅に出るとします(果てしない長旅になりそう…)。
Rigmorの暖かい歌声をバックに、まず「Alfie」からじっくり味わいたいと思います。

曲目は以下の通りです。
1. Close To You
2. Walk On By
3. Move Me No Mountain
4. So Amazing
5. I'll Never Fall In Love Again
6. Much Too Much
7. Odds and Ends
8. Alfie
9. What the World Needs Now
10. Windows of the World
11. Always Something There To Remind Me
12. Raindrops Keep Falling On My Head
13. I Just Don't Know What To Do With Myself
14. World of My Dreams

蛇足ですが、バカラック/デイビッド作品ではないけれど、4曲目(ルーサー・ヴァンドロスの名曲)などもすごく良いので、機会があったら是非聴いてみて下さいませ。


今日の1曲


(なかのみどり)




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