2012.08.28
Brown Eyed Handsome Man Brown Eyed Handsome Man
The Million Dollar Quartet

(1956)

NHK FM の『大瀧詠一のアメリカン・ポップス伝2012パート2』が始まりました。3月に放送されたPT1が面白かったので、楽しみに待っていました。

PT1が Elvis Presley 登場まででしたので、PT2はエルビスが大スターになった1956年以降が放送のターゲットになりました。アメリカン・ポップス伝PT2 第一夜の感想です(2012.8.27 24:00-24:50 放送)。

Million Dollar Quartet は、Elvis Presley、Jerry Lee Lewis、 Carl Perkins と Johnny Cash によるスタジオジャムセッションを録音したもので、後に音源が発売され「百万弗四人衆」と冠されました。私も初めて聞いたときは、名前からよほど特別なレコード(グループ)だと思ったのですが、セッションはずっと誰かが笑いながら続けられており、そのラフさに肩透かしをくらったような気がしたのを覚えています。

大瀧詠一による放送のくだりは以下のようなものでした。

怒涛の1956年を過ごしたエルビスは、映画『Love Me Tender』に出演し、久しぶりの休暇をもらいました。メンフィスのサンスタジオに戻ったエルビスは、そこで Carl Perkins が『Matchbox』を録音しているのに出くわします。そこにふらりとエルビスが入っていって、ジャムセッションとなり、サンレコードの Sam Phillips があわてて録音テープを回しました。

この曲(『茶色の目をした伊達男』と邦題してました)は、本当に彼らが歌が好きなことがわかるといって放送されました。Chuck Berryのカバーです。
なお、Jerry Lee Lewis は Carl のサウンドにピアノを加えるために呼ばれていたのですが、このときはデビュー前だったとのこと、知りませんでした。当時の空気を知る貴重な資料となりましたが、でも何故 Johnny Cash はそこにいたのだろう。大瀧詠一は、このセッションを語るだけで50分の番組が終わってしまうと言ってましたが。

第1回は、この1956年12月の録音で終わっています。1年1夜のペースだと、ちょっとビートルズに届きませんね、心配してしまいます。

1956年はエルビスの大ヒットに触発されるように、たくさんのロックンロールスターが録音を開始しました。




今日の1曲


(たかはしかつみ)




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