まりやさんへ

 武道館・大阪城ホールと、本当にお疲れ様でした。結局、全日見させて頂きました。ライブには本当に言葉もないくらい感動しましたが、その裏にご自身の大変な準備があっただろうなと思い、ただただ「お疲れ様でした、ゆっくり休んで下さい。」の気持ちでいっぱいです。
 まりやさんの歌声を始めて耳にしたのは、高校の時に聞いた「駅」でした。「歌謡曲みたいだけど(ゴメンなさい!!!!)この声は誰だろう?」と思い、その時初めて"竹内まりや゛というアーティストの存在を意識しました。また、幼少期から父のカーステレオでカーペンターズを聞いて育った私は、まりやさんの声がカレンに近いようにも感じていました。音楽は音楽でも全然別のクラシックを勉強していた私にとって、クラシック以外のCDを買ったりする事は考えられない環境にいたので、"竹内まりや゛というアーティストが気にはなっていたものの、「駅」から広がることはなく時が過ぎていきました。高校時代いろいろあり、その最中に『Quiet Life』が発売され、自分の何かを変えるつもりでCDを買ったことを昨日のことのように思い出します。
 聴いてみて、ぶっ飛びました。私が求めていたもの全てがそこにありました。「音楽ってこういうものなんだ。」って思いました。
 あれから随分経ちましたが、本当に毎日毎日、まりやさんの音楽に励まされて、今迄頑張ってこれました。先日の素晴らしいライブを見て、私が選んで聞き続けて来た、そのことは間違いじゃなかった、こんなに素晴らしい音楽を披露してくださるアーティスト(勿論、達郎さん、バックの皆さん、まりやさんを支える全ての方々も含み)のファンでいられるということが、たまらなく嬉しく、誇りに思えました。
 何だか、ライブの感想を全然書いてませんね。初めて生で歌うまりやさんを見ることが出来て、本当に興奮し、感動し、そしていろいろな思いが交錯していました。武道館公演が本当に素晴らしくて、大阪まで行ってしまいました。大好きな「Forever Friends」、「五線紙」が生で聞けて、嬉しかった!!!ホール内のどこかで子供が泣いた時、「よしよし、どこで泣いてる?」と気さくにおっしゃったまりやさんに、お母さんの顔を垣間見る事が出来たり、ところどころ出た大阪弁も、かな〜りGoodだったです。(でもね、私も、ちょっと思ってました、魚河岸・…カッコ良かったですけどネ。あんな魚屋さんだったら、私は毎食、お魚だっ!!) 
 仕事、家庭、と色々な顔をお持ちのまりやさん、私は、人間としての"山下まりや"という方を、とても尊敬しています。(勿論、竹内まりやさんもです。)仕事をしていく上で、山下まりやさんは、大変なことも多いと思います。でも、私は、そのスタンスで音楽作りを続けるまりやさんが大好きですし、カッコイイとも思います。
 ライブでもおっしゃっていましたが、これからも、私達ファンの為に、それから、まりやさんと同じ様に、仕事を持ち、家庭を持ちながら頑張っている方や、とにかく全女性の代表として、長く続けて頂ける事、願っています。
 長くなりました。まとまりがない手紙だけれど、まだ、興奮してるってことで、許してくださいね。夏はニガテじゃないそうですけど、毎日暑いです、お体ご自愛下さい。では。


かめこと、亀井 海樹





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