達郎書き起こしプロジェクト by ロック軍曹とサーカスタウン

2003/05/11 Sunday Song Book「わがままリクエスト」



山下達郎/Groovin' 1979『限りなく透明に近いブルー/OST』*1
山下達郎/Guilty 1988 *2
山下達郎/ポケット・ミュージック(LIVE) 1986/07/30 中野サンプラザ *3
竹野屋セントラル・ヒーティング/恋のバカンス 1980 *4
山下達郎/Let's Dance Baby(LIVE) 1999/02/11 大阪フェスティバルホール *5

*1 村上龍の小説の映画(村上自身の監督・脚本)のサントラより。未CD化。オリジ
ナルはYoung Rascals。他の収録曲も洋楽のカバー。珍しく他人のアレンジで歌
だけの参加。(編曲は星勝。プロデュースは多賀英典。)
*2 鈴木雅之『Radio Days』(1988年)レコーディング時の仮歌バージョン。山下達
郎作曲編曲、竹内まりや作詞。カセットコピー音源。セルフカバーは無いとの
事。
*3 「Perfomance '86」(Pocket Musicツアー)より。Live演奏は今のところこのツ
アーのみ。
*4 ラジオ番組の為のお遊びバンド。山下達郎(ds)、世良公則(b)、竹内まりや(kb)、
桑田佳佑(g)、ダディ竹千代(g)。オリジナルはザ・ピーナッツ。
*5 「Performance '98-'99」(Cozyツアー)の千秋楽。達郎氏曰く「史上最もくど
いパフォーマンス」。ちなみに挿入されている曲はRichie Valens「Come On,
Let's Go」、Bobby Freeman「Do You Wanna Dance」、タイガース「シーサイ
ド・バウンド」,Earth Wind & Fire「September」、James Brown「I Got
The Feeling」、Wilson Picket「Land Of 1000 Dances」、Gene Vincent「
Be-Bop-A-Lura」、Roy Orbison「Mean Woman Blues」、童謡「春よ来い」。

内容

・近況

「ニューシングルの制作スケジュールが押している。後の予定が待っているので
追い詰められつつある。FCイベントは今週末でひと段落。」

「ニューシングルは来週かける予定。」

・竹野屋セントラルヒーティング

「このところこれもご所望が多い。1980年にラジオ番組のお遊び用で結成したグ
ループ。東京FMの番組用に3曲、その後に文化放送で同じプロジェクトで3曲録音
した。合計6曲残っている。名前の由来は当時大橋純子さんのバックバンドだった
美乃家セントラルステーションをもじって、うちの奥さんの実家の旅館なのでこ
れから取りました。」

「「恋のバカンス」はダディ竹千代の歌から始まり、桑田君とまりやのデュエッ
ト、次が世良君でこれがなかなか凄い。その後が私とまりやのデュエットで私の
歌が情けない。間奏のギターは桑田君でなかなかいいソロ。それに乗っかるのが
竹内まりやのナレーション。それで最後に掛け合いで全員で終る。大団円。あく
まで洒落です。あまり真面目にお聞きにならないように。」

・ダディ竹千代&東京おとぼけCATS

「ダディ竹千代率いる東京おとぼけCATSはコミックバンドで、そうる透(ds)を始
めメンバー全員がテクニシャン。そうる透は今でも現役バリバリだし、ブラスの
人は佐野元春さんのブラス隊に行ったりしている。やっていることはハチャメチ
ャで、これは全てダディ竹千代(本名加治木剛)の案によるもの。彼は今は事務所
の社長をやっているが、かつては加治木剛としてカルメンマキ&OZのほとんどの
詞を手がけるなど作詞家としても有能な人。」

・Q&A

Q: 80年代後半や90年代のCD時代の音楽もリクエストしていいのでしょうか?

「「棚つか」でその時代の曲をかけようと思っていつも持ってきてはいる。何週
か前にAl B. Sure!をかけようとしていた。でもこの頃の音楽、特にBlack Music
はマシーンのビートがひっきりなしにかかるので、他の番組とあまり差別化でき
なくなる。やっぱり他の番組でかからないような曲となると、60年代から80年代
初期まで。それ以降の時代はちょうど今のDJにとってのオールディーズ=青春なの
で、割とエアプレイの数が多いので、どうしても敬遠してしまう。なにとぞよし
なに。」

Q: デジタル送出の電波をどうして普通のラジオで受信できるのか?

「私は何年も前からこのSSBはオール・デジタルだと言ってきましたが、若干誤解
があるようです。FM地上波なので送出は他の番組と同じくアナログです。SSBは
何年も前から素材の段階までオール・デジタルでやっていて、そういう番組は私
の番組ただ一つだけでした。昨今はTokyo-FMもほとんどの番組をハードディスク
で録音して全国に送出しているので、私の番組だけではなくなりました。それで
もここ何年かのノウハウの蓄積で、マスタリングまでのレベルでは他の追随を許
しません。引き続きいい音でお聞きいただけます。」

今後の予定

・05/18は「わがままリクエスト+棚からひとつかみ」の予定。


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