達郎書き起こしプロジェクト by ロック軍曹とサーカスタウン

2002/3/31 Sunday Song Book「棚からひとつかみ」



山下達郎/Dreaming Girl 1996 Single, 1998『Cozy』
The Sunrays/Andrea 1966『Andrea』
The Rascals/Temptation's 'Bout To Get Me 1970『See』*1
Rose Royce/Golden Touch 1981『Golden Touch』 *2
Natural Four/Count On Me 1974『Heaven Right Here On Earth』*3
J. J. Barnes/Our Love Is In The Pocket 1968 *4
Frankie Avalon/Venus 1959 *5
山下達郎/Love Goes On (その瞳は女神) 2001 *6

*1 Rhinoから通販オンリーで出たCD-BOX『All I Really Need : The Atlantic
Recordings 1965-1971』(RHM2 7804)より。6枚物&3000組限定。
SSB(2002/1/27)でもこのボックスより1曲かかった。
1965年ChicagoのソウルグループNight Brothersのヒットソングのカバー。
*2 LAの大所帯Vocal & Instrumental Band。
1976年にNorman Whitfieldプロデュースで「Car Wash」がNo.1ヒット。
2001年にWarnerから出たベスト盤CDより。ソウルチャート56位。
*3 Chicago Soulの4人組Vocal Group。Curtomレーベルからの2ndアルバム。
元々は1967年にSan Franciscoで結成、1970年にABCよりアルバム一枚。
1974年以降はCurtomから3枚アルバムを出している。
曲はRich TufoとLowrell Simon(Lost Generationのメンバー)。
Quinton Joseph(ds)。
*4 Detroitのシンガー。英国で非常に人気がありNorthern Soulの代名詞的存在。
Darrell Banksの1966年の作品のカバー。
Amen Corner(Andy Fairweather-Lowが在籍)もカバーしている。
*5 ミリオンセラー。
*6 「サタ★スマ」のエンディングテーマ。TVサイズ。

内容

・ツアー

「今週は火水と新潟、そして土日にかけて仙台です。新潟と仙台に伺います。新
潟も随分と長い事やっておりますが、新潟県民会館というところが、あそこは生
まれて初めて行ったときから一杯でして、いい思い出があります。2000小屋に
600人というところも昔はありましたが。新潟は非常にゲンがいいところです。
二日やっておりますですね。随分長い事二日やらせていただいてます。新潟の皆
さん、今年もよろしくお願いします。続きましては私の母親の実家であります仙
台です。仙台のお客さんもとってもいいお客さんで、ライブまで録ったこともあ
りますが。4/6,7と宮城県民会館、いつものところでまたお目にかかります。よ
ろしく。さて、もう兎に角、丁度半分ぐらいの折り返しでございますね、今週で
。四月に入りますと博多とか、浜松とか、それからNHKホールが入ってまいりま
すね。頑張ってやってまいりたいと思います。」

・リスナーのお便りより

22歳のリスナー「3/13の大阪フェスティバルホール行ってきました。楽しいひと
ときです。僕がはじめてロック系のコンサートへ行ったのが前回の達郎さんのツ
アーが最初でした。ロックコンサート初体験は衝撃的なもので、こんなにに大き
な音でやるのかと驚いたものです。あれから3年、いろんな人のライブを見に行
きましたが、なぜかベテランの方ばかりで、この中では達郎さんが最年少になっ
てしまいました。リアルタイムで聞くことができなかった僕みたいな若者にとっ
て、昔の曲を本人の実演で聞く機会を得られたことは、本当に幸せなことです。
次のツアーではムーン時代の曲も沢山やってください。」

「この人ほんとに22歳?よくわからない感じが(笑)。こういう若い方が年寄り
の音楽にのめりこむというパターンが割と多いんですが、同世代の人たちの音楽
は聞かないんでしょうかね。私は同世代のリアルタイムの人たちの音楽にもうち
ょっと耳を傾けた方がいいんじゃないかなと思ったり。オジサンの意見ですが。
ま、それはともかく居らしてくれてありがとうございました。」

・RhinoのRascalsボックス

「もう7,8前の話になりますが、私は当時Warner Music Japanの中でEast West
Japanというセクションにおりまして、そこには有名な洋楽レーベルのAtlantic
レーベルが(聞き取り不能)が持っていたんですけれども。Atlanticレーベルに
は私の青春の超アイドルであります、私の人生で一番好きなグループの一つです
、Rascalsというグループがいました。そこで是非Rascalsの7枚のアルバムをCD
化したいと。交渉の結果、7枚をCDボックス化しました。以来、このCDボックス
というのが日本だけの快挙でして、世界中でプレミアが付く人気のアイテムだっ
たのです。これを世話してくれたRhinoが、この程インターネットの通販だけで
このRascalsの何枚をCD化して発売しました。早速取り寄せて聞きましたが、全
く私達が作ったマスターそのままで使っておりましたです。ボーナストラック、
シングルバージョン、その他。いろいろ契約の問題があって、世界中で出せない
という状態なんですけれども。あの時も日本で数千セット限定で作りましたので
、その後沢山お問い合わせを頂いたんですけども、増産が出来ない状態が続いて
おりましたので、興味のある方はRhinoのホームページにアクセスなさいまして
お買い求めになられてはいかがでしょうか。」

http://www.rhinohandmade.com/

 「本当は未発表音源が沢山あるんですけれども、お金でもめて、結局未だに収録
ができないという。残念ですね。いつかできるんでしょうかね。もう、こっちも
根性ありませんからね(笑)。」

・Chicago Soulとは

Q: 今回の再発CDのライナーにはシカゴのR&Bとか、70年代シカゴソウルミュー
ジックとかいう言葉が沢山出てきますが、具体的にはどのようなものなのでしょ
うか?アーティストやサウンドを聞いてみたいです。

「そういえばそういうライナーが『Circus Town』や『Go Ahead!』には書いて
ありましたが。R&Bは、今と違ってアメリカも、例えばNew York,
Philadelphia, New Jersey, Detroit, Chicago, 南部、南部でも例えば
Memphis, Nashville, Miami, それからLos Angeles, San Francisco, そうい
う所で全部音の傾向が違います。広いですからね。その中で私が一番当時好きだ
ったのが、Chicagoで制作されたR&Bのサウンドです。一口では言えませんが、
Chicagoはジャズの時代からBlues、そしてR&B、60年代から70年代、80年代、ず
っとありますので、2分や3分ではとても無理なんですが。私が聞いていた時代で
すと、例えばCurtis Mayfield, Jerry Butler, Gene Chandler, それからグ
ループですとなんと言ってもChi-Lites。いろいろなシンガーやグループがひし
めき合っていた時代です。そんな中から今日はSugar Babe時代に死ぬほど聞い
ていた1曲。Natural Four「Count On Me」」

「いい思い付きで、来週は70年代シカゴソウルの特集をやります。なかなかいい
思い付きだと思いました。新年度の頭が70年代シカゴソウル、すごい番組(笑)」

「でも特集というほど資料が集められないので、棚からひとつかみ。Chicagoは
"Windy City"と呼ばれておりまして、従ってChicagoで生まれたSoul Musicは
"Windy City Soul"なんてことを言います。来週は「Windy City Soulで棚から
ひとつかみ」。いつも同じようなことを言ってますね(笑)。」

# 万歳!

・メール交換

Q: 相談にのってください。大好きな人(片思い)がいます。メール交換していま
す。私は言いたいことを素直に言えません。(略)言いたいことをいえるようにな
るにはどうしたらいいのですか。

「基本的にメール交換だけで交際をしようなんてことは出来ないと思います。や
はり生きている人間と対峙しなくちゃ。生きている人間と対峙すれば、話が口下
手でもなんとなく空気とか気で通じるところがありますが、メールとかチャット
では絶対に人間関係を構築できません、と僕は思います。従って、やっぱちゃん
と会って話すような習慣というか時間を持つべきだと思いますが。またお便りい
ただけたらお答え差し上げます。」

・Q&Aコーナー

Q: 「Dancer」は大村(憲司)さんのギターがセンター、松木(恒秀)さんがライト
となってますが、ギターの音は一つしか聞こえない気がします。どこのパートが
松木さんと大村さんなのでしょうか。

「そんなことを聞いてどうする(笑)。松木さんはベースとユニゾンで弾いてます
ので、一瞬、間奏の後にソロが聞こえてきますが、それが松木さんですので、よ
くお聞きください。右側は全部大村憲司さんです。」

Q: 達郎さんはツアーはすべて自分でスコアを書くといわれてましたが、今回は
 昔の曲があるから楽、リハーサルをやるだけなのでしょうか。それとも全面的に
見直しでしょうか。

「なんだよそれ?(笑)あの時代の奴はスコアはなんて有って無いようなもので、
ヘッドアレンジですからスコアなんてどうだっていいんです。それをどういう具
合にアレンジメントで全体の実際の演奏で構築するかということの方が大事なの
で。物によっては全面的に書き直しますし。もう譜面が黄ばんでいるので。物に
よってはそのまま使ったりしますけど。ケースバイケースです。スコアを書くの
よりもそれを実際に演奏にする方が遥かに手間がかかります。おわかりいただけ
たでしょうか?」

・夏コイの味

「カルピス・ウォーターの曲を早くかけろと。先週も申し上げました通り、まだ
CMサイズしかございません。CMをかけろというお便りもありますが、まだマスタ
リングしてません。ツアーでそれどころじゃないんです、すみません。4月に入
りましたら。CM15秒を聞いてどうするのっていう感じもしますでございますね
(笑)。タイトルは「夏コイの味」。これでフルバージョンを作りかけております
が、まだしかかりでございます。まったく先、いつになるかわかりません。悪し
からず。」

・RCA/Airリマスター盤発売記念プレゼント

(1)2002/2からのカレンダー20名(ツアースケジュール入り)
(2)「Loveland, Island」ポスター20名
(3)スペシャルダイジェストプロモ盤CD10名
(1)〜(3)はすべてサイン入り。

今後の予定

・4/7は「70年代Windy City Soulで棚からひとつかみ」。
・夏になったらBruce Johnstonの特集を。
・ツアー期間中は「ヒストリー・オブ・山下達郎」を予定。


circustown.net による放送書き起こしです。文責 circustown.net。抜け誤りはお知らせください。


Copyright (c) circustown.net 1999 - 2006, All Right Reserved