達郎書き起こしプロジェクト by ロック軍曹とサーカスタウン

1999/04/11 Sunday Song Book「わがままリクエスト」



西岡恭蔵/街行き村行き 1974『街行き村行き』*1
山下達郎/あしおと(LIVE) 1984/1/6 大阪フェスティバルホール *2
シュガー・ベイブ/雨は手のひらにいっぱい(LIVE) 1976/3/31 荻窪ロフト *2,3
ダディ竹千代&東京おとぼけCATS/偽りのDJ 1980/10 *2,4
Linda Carriere/Love Celebration 1977 未発売 *1,4,5
矢野顕子,坂本龍一,山下達郎/Groovin'(LIVE) 1985/9/17 渋谷Jan Jan *6

*1 細野晴臣プロデュース
*2 自宅のHDRでリマスター
*3 Sugar Babe 解散コンサート。オーディエンスマイクで収録。
*4 山下達郎作曲。
*5 笠井紀美子「バイブレーション」、山下達郎「Love Celebration」のオリ
ジナル。
*6 矢野顕子(electrin piano),坂本龍一(synthe-base), 山下達郎(acoustic
guitar)

一節
雨は手のひらにいっぱい(昔風の歌い方で)

内容の一部
・『オンスト3』のレコーディングは順調で、まだ5曲ぐらいだが、今週辺り
で15曲前後録って、後でゆっくり歌入れするつもりとの事です。

・西岡恭蔵氏の追悼コメント
「SSBのリスナーならお聞き及びのことと思います。急逝でした。ここ十数年
はすれ違い様に挨拶する程度でしたが、友人全員と愕然としました。彼は日
本のフォーク/ロックの歴史の中で25〜30年の間、卓越した作曲作詞能力で
SSWとして、また人に曲を提供するなど、作家としてはまだばりばりの現役
でした。素晴らしい曲を作り続けてくれるものと思っていた矢先の事でして、
急ぎすぎた死でした。複雑な思いが致します。19歳の時に渋谷のBYGの地下
のライブハウスで、西岡さんのギター一本の弾き語りのライブを見て、「プ
カプカ」という歌がとても印象に残り、それ以来西岡さんは僕の大好きな
SSWの一人でした。ご冥福を祈りして、西岡さんの昔の曲を何か一曲かけよ
うと思うのですが、「プカプカ」とか聞くと気持ちがとても沈むんですよ。
なので全作品の中でも割と明るい一曲をおかけします。」

・「雨は手のひらにいっぱい」について
「23歳の頃。まだ世の中に対してすねていた頃なので、ああした口を開けるの
が面倒くさいような歌い方になっている。B.J.Thomasなどのサザンポップの
路線で作った曲なので、B.J.Thomasっぽく腹筋で声を捻ったりして。若気の
至りですね。今聞くとちょっと恥ずかしい。」

・ダディ竹千代と東京おとぼけCATS「偽りのDJ」について
「70's終りから80's頭にかけて活躍したロックバンドで、いわゆるコミック
バンド風だが、演奏は卓越した人達。ドラムのそうる透は黒夢やセンスオ
ブワンダーでも活躍、日本で一番ドラムソロが面白い、うまい人。ベース
のなかよし三郎は最初チョッパーで弾いていたのに、こんにゃく、豆腐、
しらたきなどいろんな物でベースを弾き始める。ダディ竹千代は当時オー
ルナイトニッポンのDJをしていたので、彼が詞を書き僕が曲を書いてこの
曲を作った。全然売れなかったけど、気に入った曲だった。ただ当時のア
レンジは今聞くとしょぼく聞こえるので、なかなかかけられなかったが、
HDRのデジタル処理により音圧を上げて今の音楽に負けない物になった。」

・マグカップとピンバッジの当選者発表。
津久井の近藤さんマグカップゲット、おめでとうございます。

・先週の座右の銘の件
「友人の電話やリスナーのお葉書に「あれは明治天皇じゃなくて上杉鷹山(米
沢藩の藩主)の歌だよ」。小学校の時に大松博文(バレーボールで日紡貝塚
から東京五輪の日本チームまで監督を務めた)のベストセラー「俺について
来い」の第二弾「なせば成る」というのを読んでいて、そこに明治天皇の
歌だと書いてあったので、インプットされてしまったのです、今日ただ今
まで。日々これ勉強と申しましょうか(笑)。」

米沢の高野さん、横浜の西山の書かれた通りでしたね。

「また、うちに帰ったら女房から「あれは"ざうのめい"といったけど本当は
"ざゆうのめい"というのよ」と言われてしまいましたが、不安になり辞書
を引いたら、これでもいいんですね。一勝一敗ということで(笑)。」

こちらは長崎の石井さんと、川口順子とのやりとりの通りでしたね。

・Linda Carriereについて
「細野さんプロデュースでボツになったアルバムは、全10曲中、細野さんが4
曲、私が2曲、吉田美奈子が2曲。後に「ねこ」というタイトルで本人が演
ります「Proud Soul」という曲の元が入ってる。後は矢野顕子が1曲、佐藤
博が1曲という構成になっています。曲と演奏はいいんだが、歌がちょっと弱
いということでAlfaレコードの社長だった村井邦彦の判断でボツになった。
このバージョンは村上秀一(ds),高水健二(b),松木恒秀(g) ,佐藤博(kb)と
いう4リズムにブラスとストリングが入り、どちらかというとノーザン
(Detroit,Chicago)テーストだが、『Go Ahead!』の方は上原裕(ds),田中章
弘(b),難波弘之(kb),椎名和夫(g)に私となり、こちらはMiamiというか、
JacksonのMalacoレーベルなどのイナタイ感じになっている。」

・"わがままリクエスト"で要望が高いがかからないもの
「First Luck」のCMバージョン→レコードになっているのと同じなので意味
がない。またCM回しは内にはない。
「永遠に秘密さ」の達郎バージョン→ありません
「Donut Song」のCMで使ったコンピュータバージョンのフルバージョン→残
念ながら歌が入っていないのでお聞かせできない。
「Silent Screamer」のLiveバージョン→ありますが、一番短いものでも20
分あるので、これを番組の前半使ってお聞かせする勇気がございません。
「Dreaming Girl」のLiveバージョン(昨年初日の府中の森でやったが気に入
らなくてその後ボツった)→歌詞が間違っているので。(#でしたね^^;)

・福島県いわき市の高野亮さんの誕生日メッセージが読まれました。
他にもおられましたら、あしからず。

今後の予定ですが
・4/18は「レギュラープログラム=棚からひとつかみ」。
・4/25以降は、御要望の多い特集物を予定。



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